こんにちは、まるにです。少し更新が滞ってしまいましたが、金のエリオット波動分析をしていきたいと思います。最近のニュースとしては、アルゼンチンのデフォルトや香港のデモ、米中対立の懸念などがありましたが株式や貴金属のチャートを見ると、大きな反応をしていません(香港ハンセン指数も続落しなかった)ので市場参加者はあまり大きなニュースとしては捉えていないようです。国内では、緊急事態宣言が解除され、日経平均は昨日1.73%の上昇となりました。
それでは金の日足チャートから見ていきます。
金の日足チャート

5月18日には、4月14日の高値の1747.74ドルを超えて上昇しましたが、日足で見ると上髭を付けていますので、まだ明確に上抜けできずにいます。もう少し時間が必要でしょうか。
金の60分足チャート

このチャートの大きい(2)波の修正波動はWXYXZで一旦終了し、次の(3)の波動に移動していると見ています。5月18日には第5波で1747.74ドルを突き抜けましたがすぐに売られて、第2波の修正波動(ジグザグa,b,c)となり、現在は、第3波を進行中です。(もしくは、複合型修正波かは判断が分かれるところです。)

0.618倍の修正はほぼ終わっているのでこれ以上下がる可能性は低いと思いますが、何か金にネガティブなニュースが流れるとまだ下げる余地はあります。約1700ドル付近は約0.786倍で、意識されやすいポイントです。またその下は日足チャートで見ると50日移動平均線が約1680ドルの少し上にあり、ちょうど第1波の始点付近ですのでこの付近までは下げてもおかしくありません。
なぜ、下落することに注意を払っているかというと、下記のチャートのようにMACDのダイバージェンスが気になっているからです。

MACDをみると、上昇する力は相対的に弱そうに感じます。
しかし、過熱感もないので安心して見れるチャートですから、下げたら買いの戦略でいいと思います。(1680ドルを下回ったら間違いを認め、ストップロスします。)
★ありがとうございました★
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